賃貸物件を探すときに知っておいた方が良いこと

1. 賃貸物件を探す

本記事を書くにあたり、次の記事から多くを参考にした。

【初期費用の節約術】賃貸物件を安く借りるテクニック!相見積もりの方法も公開!

1-1. 物件検索サイト

1-2. 手順

  • 1.検索条件の整理

    • 1-1. 必要な部屋の広さを決める
    • 1-2. 手取り月収から家賃の目安を決める
    • 1-3. 家賃 1 ㎡ 当たりの単価を計算する
    • 1-4. 単価をもとに住みたい地域を選定する
  • 2.一括検索サイトで検索

  • 3.候補物件を現金還元があるサイトで検索
  • 4.不動産屋を検索
    • 物件検索サイト経由の不動産屋
    • 候補物件近くの賃貸専門の不動産屋
    • 候補物件近くの仲介手数料が賃料の0.5ヶ月分+消費税の不動産屋
    • 候補物件の管理会社
  • 5.相見積もりを依頼

    • やりとりはメールやLINEなど記録が残るもので行う
    • 相見積もりを取るときは「先に初期費用を確認したいので見積もりをお願いします」と伝える。内覧する前に見積もりを取ることが重要
    • 見積もりを出し渋ったり、履歴を残さないのはダメな会社
    • 相見積もり依頼のメール文例

      ○○に伴い、○月○日までに入居できる物件を探しています。

      御社に仲介をお願いした場合、この物件の初期費用いくらかかりますでしょうか。

      お手数ですが、「内訳別に初期費用のお見積もり」をお願いできますでしょうか。

      恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

    • 例2

      当物件について初期費用の確認をさせて頂きたいです。

      お手数おかけして恐縮ですが、初期費用の一覧をご教示願います。

      各項目で支払いが必須なものと任意のものを分けてください。

      ご確認の程、よろしくお願いいたします。

  • 6.相見積もりを比較し、不動産屋を決定

    • 相見積もり依頼後のお断りメールの文例

      お世話になっております。

      お見積もりをいただき、誠にありがとうございます。

      大変申し訳ないのですが、予算が合わないため、今回は見送らせていただきます。

      お忙しい中、お見積もりをいただき、ありがとうございました。

      また機会がございましたら何卒よろしくお願いいたします。

  • 7.候補物件の下見

  • 8.気に入った場合は値下げ交渉

    • 値下げ交渉をする際は、メールなどの記録が残る媒体で行うこと
  • 9.交渉がまとまれば入居申し込み

  • 10.賃貸借契約の締結
    • 入居審査を終えた後、重要事項説明を受け、賃貸借契約を結ぶ
    • 契約後のトラブルを避けるためにも、家賃の値下げなどをお願いした場合は、内容が反映されているかを確認する

1-3. 交渉

交渉のコツ

  • ある程度交渉に応じてくれたら申し込むことを伝える
  • 家賃、敷金、礼金も交渉できる
      • 賃料3000円値引き
      • 1ヶ月フリー
  • 部屋探しの理由

    • 営業には部屋探しの理由は「今住んでいる部屋より好条件の部屋に住みたいから」と伝えるのが無難
    • 「更新が近いから」などと言ってしまうと部屋探しを焦っていると思われ、交渉時に足元を見られるかもしれない
  • 悪徳業者を見抜く質問:「原状回復ガイドラインは適用されますか?」

    • 原状回復ガイドライン
      • 入居前と退去後で状態が変わらない状態にするために掛かる費用の負担をオーナーと入居者のどちらに課すのかを明確にしたガイドライン文書
      • 壁紙交換はオーナー負担
      • 前回の張替えから6年以上経過していた場合は全部張り替えた場合でも入居者の負担は1円程度
      • ガイドラインが適用されない部分を教えてくれる不動産屋は健全な会社
    • 「原状回復は理由のいかんを問わず借主負担とする」という条文には注意

仲介手数料

  • 「仲介手数料は入居者と大家から合わせて1ヶ月分までしか取ってはいけない」と法律で決められている。したがって、0.5ヶ月分以上の仲介手数料は不当
  • 大家から仲介手数料をもらえてないから1ヶ月分請求するという理屈は通らない
  • しかし、2022年現在も1ヶ月分の手数料を要求する仲介業者がほとんど
  • 人気のない物件か良心的な仲介業者でない限り応じてくれないかも
  • 物件パンフレットに AD の文字を見つけたら交渉材料として使える
    • AD: advertisement
    • 物件パンフレットの何処かに AD1 や AD2 と書かれていることがある
    • AD1: オーナーが支払う家賃1ヶ月分の紹介料を意味する
    • AD が付いている物件は借り手の仲介手数料の値切り交渉がしやすい
    • AD2 なら仲介手数料を無料にしてくれる可能性がある

火災保険・個人賠償責任保険

  • 仲介会社が火災保険会社を指定する権利はないのでできれば自分で選ぼう
  • ただし、人気のない物件か良心的な仲介業者でない限り応じてくれないかも
  • 不動産の営業に「借家人賠償責任はいくら付ければ良いですか?」と尋ねてみよう
    • おそらくパッと答えられないだろう
    • 営業は火災保険を付けなければならないとしか考えていない人が多い

kurenazumipenguin.hatenablog.com

家賃保証

  • 不動産会社は保証会社から取次店手数料を 10 - 40 % もらっている
  • 契約者の仕事、年収によって保証会社が不要となる場合がある
  • 交渉例
    • 「保証料50%になりませんか」
    • 「より保証料の安い保証会社に変更することはできませんか」
    • 「一応私自身○○勤めで、保証人の父親も元○○で、年収もしくは年金も十分かと思いますが、保証会社を絶対通さないといけませんか」

鍵交換

  • 相場は16500円程度
  • 自分で鍵交換できるなら部品代だけで済む

クリーニング

  • ハウスクリーニング代を入居時と退去時両方取る業者に注意
  • 消毒・殺菌は不要

付帯サービス

安心サポート、消毒費用などの付帯サービスは基本的に不要。

参考